2026/08/12 (水) 18:00
【舞鶴通信 Vol.3】歴史を巡る① 戦国・江戸の城下町「西舞鶴」が生んだ伝統の味
全国のふるさと納税ファンの皆様、こんにちは!京都府舞鶴市(まいづるし)のふるさと納税担当です。
舞鶴の歴史と食文化を紐解く連載シリーズ!今回は、時代をぐっと遡り「戦国〜江戸時代」の舞鶴へご案内します。
Vol.1で「舞鶴には東と西、2つの顔がある」とお伝えしましたが、そのうち古くから街として栄えていたのが「西舞鶴(にしまいづる)」です。
今回は、城下町・港町として発展した西舞鶴の歴史と、そこから生まれた伝統の味をご紹介します!
🏯 戦国武将・細川幽斎が築いた「田辺城(舞鶴城)」
西舞鶴の歴史の始まりは、戦国時代に遡ります。
文武両道の智将として知られる細川幽斎(ほそかわゆうさい)が、この地に築いたのが「田辺城(たなべじょう)」です。
この城は、その優美な姿がまるで「鶴が舞い踊っている(舞鶴=ぶかく)」ように美しかったことから、風流な別名として「舞鶴城(ぶかくじょう)」と呼ばれるようになりました。これが、現在の「舞鶴(まいづる)」という地名の直接の由来となっています。
関ヶ原の戦いの前哨戦では、わずか500の兵で15,000の西軍を相手に籠城戦を繰り広げた「田辺城の戦い」の舞台としても有名です。城下町として整備された西舞鶴の街並みには、今も当時の面影が色濃く残っています。
⚓️ 北前船が運んだ繁栄と「舞鶴かまぼこ」
江戸時代になると、西舞鶴の港(舞鶴港)は日本海を行き交う「北前船(きたまえぶね)」の寄港地として大いに賑わいました。
全国から豊かな物資と職人文化が集まる中、新鮮な海の幸を使って作られ始めたのが、今や舞鶴を代表する名産品「舞鶴かまぼこ」です!
舞鶴かまぼこの特徴:
新鮮なグチやシログチなどの魚肉を使い、職人が伝統の技で練り上げます。水にさらす工程を丁寧に行うことで、職人技ならではの「シコシコとした独特の強いコシ(弾力)」と上品な旨味が生まれます。
江戸〜明治から続く老舗のかまぼこ店が今も西舞鶴に暖簾を掲げ、伝統の味を守り続けています。
🫑 城下町の風土が育んだ「万願寺甘とう」
また、西舞鶴の万願寺(まんがんじ)地区で大正時代に生まれたのが、京のブランド野菜「万願寺甘とう(まんがんじあまとう)」です。
伏見とうがらしとカリフォルニアペッパー(パプリカ種)が交雑して誕生したと言われており、城下町の豊かな風土と農家さんの愛によって守られてきました。
「とうがらしの王様」と呼ばれながらも辛みが一切なく、果肉が厚くて甘いのが特徴で、現在では全国にファンを持つ舞鶴自慢の伝統野菜です!
🌟 最後に
戦国・江戸の歴史、そして北前船のロマンが息づく西舞鶴。
職人の技が光る「舞鶴かまぼこ」や、大地の恵み「万願寺甘とう」を味わいながら、城下町の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(次回は、明治時代へ!日本海側唯一の軍港として誕生した「東舞鶴」と、海軍ゆかりの「肉じゃが・海自カレー」の秘密に迫ります。お楽しみに!)